今回はホリスティックノセミナーの後半です。

前回を読んでいない方はこちら ⇒ ホリスティックセミナー1(唾液腺のマッサージ)

講師は「かまくらげんき動物病院」の院長 石野先生です。

後半は、口腔内のお話からガラッと変わってアロマのお話でした。

 

 

アロマというと、アロマポットやアロマキャンドル又はお風呂に入れたりマッサージに使ったりして、香りを楽しみリラックスするという使い方を想像しますよね。

しかし、今回はそういった使い方のお話ではありません。

自然治癒力を高める代替医療としてのメディカルアロマというもののお話を聞きました。

そもそもアロマには大きく分けてイギリス式とフランス式の二種類あり、イギリス式は先ほど話した香りによって美容や心身のリラクゼーションを目的として一般に普及しています。

日本でアロマといえば、主にイギリス式をイメージすると思います。

それに対してフランス式とは、医者によって薬の代わりに処方される代替医療であり、フランスでは保険も適用されます。

主な違いは以下の通り

フランス イギリス
治療・医療 目的 美容・リラクゼーション
医薬品のようなものとして認知・使用 扱い 医薬品扱いでない
皮膚塗布・経口投与・座薬・え吸引など 方法 嗅覚刺激・マッサージ
条件目的により様々
(1%~原液)
精油濃度 低濃度のマッサージオイル
(多くは0.5~2%)
精油の内容成分を明らかにする
医療面での臨床データが豊富
研究臨床 マッサージとの併用・応用について

メディカルアロマは、植物から作られる精油に含む成分で治療します。

アロマの効能は、人間も犬もほとんど一緒みたいです。

たとえばパルマローザの主成分ゲラニオールは高い抗菌作用があるので、外耳炎に効果があります。

このパルマローザを使った外耳炎のアロマジェルの有効率は84.6%で、動物病院で外耳炎のときに処方される軟膏のクリームの有効率は約85%と、同等の効果が期待できるみたいです。

同じ有効率なら、抗菌ステロイドなどの化学物質が入ったものより、天然成分だけでできたアロマジェルの方が安心ですよね。

その他、認知症やドライアイ、肉球のカサカサに効くクリームなどのアロマについて聞きました。

特に認知症については、僕が以前飼っていた柴犬は認知症になってしまったので、もっと早くこのメディカルアロマに出会えていれば、症状を遅らせることができたかもしれないのにという気持ちで聞いていました。

しかしメディカルアロマは、正しい知識のもと使わないと薬になるどころか毒になってしまうので、気をつけてください。
今回のセミナーを聞いて、メディカルアロマのことをもっと知りたくなったので、今度メディカルアロマの講座を受講しに行こうと思いました。

正しく使えばとても有用な代替医療になるので、もし興味を持った方がいましたら、ぜひ「メディカルアロマ」で検索してみてください!

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