先日、都内のドッグスクールで開催されたホリスティックセミナーに参加してきました。
講師は「かまくらげんき動物病院」院長石野先生です。
石野先生は、最新の西洋医学と伝統的な東洋医学を結合し動物に優しい治療を実践している先生です。
テーマは「歯周病について」だったのですが、大変興味深い内容でした!
知っておいて損はないのでぜひ読んでください。
全3回に分けてお送りします。
まず歯周病のお話の前に「犬の歯」についてのお話します。
みなさん、犬って硬い骨をバリバリ食べるし、とても丈夫な歯をしていると思ってますよね。
私もそう思っていたのですが、実は違いました。
歯というものは人間も同じなのですが、中心に歯髄(神経)がありその周りにゾウゲ質があって表面をエナメル質が覆っています。
実はエナメル質って体の中で一番硬いところなんです。
人間はそのエナメル質が約2.5ミリあるのですが、犬は犬種にもよりますが約0.1~1.0ミリしかありません。
シェパードのような大きくて頑丈そうな歯をしていても、人間の半分以下しかエナメル質がないんです!
びっくりですよね!
ですから本当は犬にあまり硬い物を与えない方がいいみたいです。
犬は気にせずにガリガリ食べてしまうので、歯が折れたり削れたりします。
酷くなると歯髄が露出してそこから菌が入り、血液に乗って体中に回り病気になってしまうこともあります。
みなさんも犬に硬い物をあげるときは注意しましょう。
次回は「虫歯」と「歯周病」についてお話します。