第三回目は本題の「歯周病について」です。
ホリスティックセミナー1、2をまだ読んでいない方はこちらからどうぞ! ⇒
ホリスティックセミナー1(犬の歯について)
ホリスティックセミナー2(虫歯菌と歯周病菌)
歯周病とは、歯周ポケットに溜まった歯垢や歯石により歯周病菌が繁殖して、放っておくと歯を支えている歯槽骨を溶かしてしまう感染症の病気です。
歯槽骨はあごの骨の一部で、ひどくなると歯が抜けてしまいます。
またあごの骨がもろくなり、チワワやポメラニアン、トイプードルなどの小型犬だと最悪の場合、触った拍子に折れてしまうこともあるそうです。
怖いですよね。
そんな歯周病になんと犬の8割がかかっているそうです。
では歯周病にならないためにはどうしたらよいかというと、歯ブラシで歯磨きをするしかないんです。
最近は歯磨きシートや歯磨きガムというものがありますが、それではダメなんです。
なぜなら歯周病予防は、歯周ポケットの中をきれいにしないとダメなので、歯の表面だけをいくらきれいにしても意味がないんです。
歯磨きをするときは、歯周病ポケットの中の歯垢を掻き出すように歯磨きをしましょう!
先ほど歯磨きシートや歯磨きガムではダメと書きましたが、歯磨きを教える過程で使ったり歯磨きが終わった後のご褒美として使うことは良いことですのでぜひ使いましょう。
歯磨きの最終目標は、外側だけでいいので2分間歯磨きをすることです。
犬に2分間歯磨きをするのって大変ですよ。
また奥歯と犬歯を重点的に磨いてください。
そこには唾液の分泌腺があるので、歯石ができやすいです。
しっかり歯垢が取れているか確認したい方は、犬の歯にブラックライトを当ててみてください。
歯垢が残っているとピンク色に光ります。
このブログを見て少しでも歯磨きをやろうと思ってくださった方がいたら嬉しいです。
ただし注意点があります!
いきなり歯ブラシでやろうとしないでください!
高い確率で玉砕します(笑)
歯磨きを教えるときは、口に触ることから少しづつ慣らしていってください。
2分間歯磨きができるようになるまでに数か月はかかります。
もっと詳しいやり方を知りたい方は、お教えしますのでぜひ一度お気軽にご相談ください。