先日、ホリスティックセミナーに参加してきました。
講師は「かまくらげんき動物病院」院長の石野先生です。
石野先生のセミナーは、ためになるし話も面白いのでとても楽しく講義を聴くことができ、毎回楽しみにしています。
さて、今回のテーマは「温活」です。
温活とはその名の通り体を温める活動のことです。
体を温めると以下のようなメリットがあります。
- 細胞に酸素と栄養がいきわたる
- 老廃物の排泄の促進
- 免疫力が高まる
- 新陳代謝が良くなり脂肪の燃焼促進
このような効果があり、温活は最高のデトックスと言われています。
温活の方法はいろいろありますがメインは「お灸」でした。
お灸というと火のついたもぐさを皮膚に直接のせて温めるのを想像すると思います。
しかし、ワンちゃんがじっとしていてくれるとは限りませんし、毛もあるのでこのやり方は難しいですよね。
理想はこのように直接行いたいですが、短毛で大人しくないとやけどをしてしまう危険もあります。
ですので、ワンちゃんはもぐさを棒状にした棒灸とそれを固定する温灸ホルダーというものを使います。
温める場所はツボなのですが、ツボなんてよくわからないですよね。
ですから、督脈と膀胱経とお腹を温めてあげましょう。
督脈とは、しっぽのつけ根から背骨を沿って頭を越し眉間までのラインのことで、膀胱経はその督脈沿いの左右のラインです。
ここには色々なツボが集中しているので、督脈、膀胱経、お腹の3つを温めてあげればツボに詳しくなくても、十分な効果が期待できます。
「ただそのためにわざわざ温灸を買うのも・・・」と思いますよね。
そこで替わりのモノとして教えてもらったのが、小豆で作る即席カイロです。
作り方は簡単で、生の小豆を布でくるんで電子レンジで温めるだけです。
小豆には遠赤外線効果があるので体の芯から温めてくれます。
これで督脈、膀胱経、お腹を温めてあげましょう。
小豆の即席カイロの詳しい作り方はインターネットにたくさん出ているので、ぜひ調べてみてください。
また目の周りなどを温めるには温タオルもオススメです。
温めたタオルをジップロックに入れて温めたい場所に当てるだけです。
これは僕も眼精疲労なので目が辛いときに行います。
ジワッと温められて気持ちいいですよ。
また冷え性のワンちゃんには足湯もオススメです。
人間と同じで末端を温めてあげることによって血の巡りが良くなり体が温めます。
濡れるのも足だけなのでその後の手入れも楽ですよね。
そして温まったら肉球をマッサージしてあげて下さい。
効果が倍増しますし、ワンちゃんとコミュニケーションもとれて一石二鳥です。
今日温活のセミナーに参加して思ったことは、ワンちゃんも人間と同じなんですね。
身体を温めることは健康の保守増進に繋がります。
これから寒くなる時期ですので、みなさんもぜひお試しください。